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zoom RSS こだわりの食べ方〜その2

<<   作成日時 : 2005/05/06 13:10   >>

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 私はとんかつが大好きだが、去年の夏ごろまではソースをブッかけてカラシを付けながら食べることしか知らなかった。食べ方が変わったのは、川越にあるとんかつ屋「R」に行ってからだ。
 ユーザーが「あの店は美味しかった」「あそこはマズかった」と評価を書き込むグルメレビューサイトで「R」がすごく高い評価を得ていたので、わざわざ食べに行ったのである。「人気店で客がいっぱいなんだろうな」と思いつつ店に行くと、昼時なのに店内には誰もいなかった。初老の店主が「いらっしゃい」と迎えてくれ、お茶を出してくれた。どうやら1人で切り盛りしているらしい。ちょっと不安を抱いたが、私は一番高い「特選ロースかつ定食」(3000円)を頼んだ。これはおそらく私が今まで食べたとんかつの中で一番高いと思う。
 店主は注文を聞いてから肉を切り出し、下処理をし、丁寧に揚げ始めた。出来上がるまでに20分近くかかったと思う。出てきた「特選ロースかつ定食」は3000円の値段に見合う立派なモノだった。何しろ肉の厚さが2センチ以上あるのだ。「さて、それではいただくとするか」とソースに手をかけようとすると、「まずは、そのまま食べてみてよ」と店主。私は言われるままに、端の小さなひと切れを食べてみた。コロモは薄く、サクッとしていて、中はジューシー。肉の脂が甘い! 「いやあ、これは美味しいですね」とありきたりの言葉がごく自然に口をついて出てきた。
「じゃあ次は、ひと切れを横に倒して、肉に直接塩を振って食べてみてよ」と店主。塩で食べるのは初めてだった私は少し不安だったが、今度も言われるままに肉の断面に塩をパラパラッと振り、食べてみた。もうこれにはビックリ。そのまま食べた時以上に脂部分の甘みが増し、ジューシーさを感じるのだ。
「旨いですねぇ。塩、最高ですよ。ソースいらないですね」と私が言うと、「一応、ソースもウチで作った特製なんだ」と店主。こりゃマズいこと言っちゃったかなと思ったけど、店主は続けてこう話した。
「ソースを使うのは構わないけど、ウチはサクッとしたコロモを味わって欲しいから、できればコロモにかけるんじゃなくて、肉に直接かけて欲しいんだよね。それはレモンも同じこと」
 私はひと切れを肉に直接ソースをかけて食べ、もうひと切れをこれまた肉に直接レモンを搾り塩を振って食べてみた。それぞれ旨かったがやはり塩だけに勝るモノはなかった。私は残った2切れを塩で食べようと思ったが、思いなおして、1つはコロモに直接ドボドボとソースをかけてカラシを付けるいつものスタイルで食べてみた。
「ダメだこりゃ」……食べた瞬間、そう思った。もちろん他で食べるとんかつより遥かに美味しいのだが、コロモのサクサク感が完全に死んでしまった上に、肉の旨味もソースが半分以上消してしまっている。この時、私は素直に思った。
「今まで私は何てもったいない食べ方をしてたのだろうか。美味しいとんかつをわざわざマズくして食べていたかもしれない」
 残ったひと切れを塩で食べながらそう思った。もちろん、すべてのとんかつが塩で食べるのがベストとは限らない。コロモがベタッとして油っこいモノを塩で食べたらもたれるだけだ。そういうモノは逆にコロモに直接ソースをかけて食べた方がいいだろう。
 要するに店によっていろいろなとんかつがあるように、それに合わせて美味しいとんかつの食べ方もあるというワケだ。「R」に行って以来、私は初めて行く店でとんかつを食べる時は、いろいろと試してみることにしている。これはぜひ他の人もやってみて欲しいと思う。食べ方によってかなり味が違いますから。

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