目指せ!繁盛店 〜小料理みきの教訓〜

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zoom RSS こだわりの食べ方〜その1

<<   作成日時 : 2005/05/05 22:26   >>

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 私にとって「小料理みき」は、ある意味、勉強の場だったかもしれない。マスターは私にいろいろな食べ方を教えてくれた。
 店の看板メニューである煮ダコを最初はワサビと醤油で食べさせ、次に行った時は「今日は塩で食べてみてください」と岩塩で食べさせてくれた。しばらくしてから行くと、「こういう食べ方も美味しいんですよ」とオリーブオイルに塩を入れた小皿と一緒に煮ダコを出してくれた。どの食べ方も美味しかった。
 マスターのいいところは、「コレはこうやって食べるモノ!」と決め付けず、「こんな食べ方もあるんですよ」といろんな食べ方を提案してくれることだ。これは本当に勉強になった。
 例えば生ガキ。マスターはポン酢を自分で作っていたから本音を言えば、ポン酢で食べて欲しいのだと思う。しかし必ず「ポン酢とレモン、どちらにしますか?」と聞いてくれる。私は迷った時は両方食べる主義だから、2個頼んでポン酢とレモン、両方で食べてみた。マスター自慢の自家製ポン酢は確かに旨いのだが、少しポン酢が強すぎる感じがした。しかも紅葉おろしも乗っているから、カキそのものの味が今ひとつわからなかった。それに対し、レモンを搾っただけの方はカキの生臭さを消すだけの役割でカキの旨味を存分に味わうことができた。
「どうですか?」と聞くので、「素人意見だけど」と前置きして素直に感想を言うと、「じゃあ、マサさんはカキが好きなんですね。カキが好きな人はレモンを選ぶんです。ウチの場合、ポン酢の方は『生ガキはちょっと苦手かも』という人でも食べられるようにしてあるんですよ」と話してくれた。私は「料理にはそれに合った食べ方がある」と思い込んでいたから、人によって食べ方はいろいろあるというマスターの考えは「目からウロコ」だった。


 余談としてマスターとの思い出話をもう1つ。
 ある夜、フラッと「小料理みき」に入ると、客は誰もいなくて「ちょうど店を閉めようと思ってたんですよ」とマスター。「今日はいいモノがあるんですよ。店を閉めて2人で食べましょう」と言ってマスターが出したのはブルーチーズだった。開けた瞬間、強烈な臭いがして私は閉口したのだが、マスターは「うーん、美味しそう」とブルーチーズを切り始めた。
 実はマスター、もともとは洋食の修行をしていたから、チーズやワインにはやたら詳しい。だから顔をしかめている私を見て、「本当はそのままの方が美味しいんだけど、マサさんはこうやって食べるといいかも」とクラッカーを取り出し、バターを塗ってブルーチーズを乗せ、その上にナント蜂蜜をかけて私に差し出した。「エッ、ブルーチーズに蜂蜜なの?」と驚く私に、「まあ食べてみてよ」とマスター。恐る恐る食べると、これが本当に旨かった。チーズ好きの人なら誰でも知っている食べ方らしいのだが、私は全く知らなかったから「こんな食べ方があったんだ」と感動しきり。その夜はマスターのチーズ談義を肴に遅くまで酒を飲んだ。
 翌日、ブルーチーズとクラッカー、蜂蜜を買って、カミさんに「こうやって食べてごらん」って“伝授”したのは言うまでもない。

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